派遣の仕事というと、定職についていない若い世代がメインとなっていて、体力が必要な仕事ばかりというイメージがどうしても強い。事実、工場勤務や物流関係の仕事が多く、体力がある若い人でなければ務まらない仕事もある。
しかし、派遣の仕事といってその職種の幅はとても広く、募集している年齢層もさまざまだ。特に、40代の求人が多い業界が介護業界である。介護業界は、その需要が増加していることもあり、サービスを提供する職員の数が足りず多くの求人が常に出されている。
求人の種類もさまざまであり、直接利用者にサービスを提供する職員や事業所の事務職の募集、清掃スタッフなど数多くの募集がある。事務職や清掃スタッフなどは体力をそれほど必要としないので、中高年層の募集も多い。
40代というと、それまではオフィスワークなどをしていた人が多く、事務系の仕事の経験は若い人と比べると豊富であるといえる。また、人間関係などの対人経験も豊富であるから、利用者の大半を占める高齢者とのコミュニケーションも比較的スムーズにできることが多い。このような理由もあり、介護事業のサービス提供施設では事務系のスタッフを中高年層に任せる例が大半だ。
一方で、40代となると給与といった待遇面もとても重要になる。しかし、介護業界の人材不足もあって待遇面では優遇されている。時給制であっても給与の単価は他の業界よりも高めで、事務職であれば土日休みも多く、働きやすいといえる。
紹介したこと以外でも40代の働く派遣の実情など詳しく知りたいであろうことは［40代の派遣のお仕事］にて確認しておいて欲しい。